次回展示

新宿をこよなく愛したカメラマン

森岡 純

2025年5月15日 – 5月25日

開廊日:木 – 日

開廊時間:13:00 – 18:00


右の作品:牛膓達夫「バルブ」2024

gallery21yo-jでは2025年5月15日から5月25日まで、2023年7月に亡くなったカメラマン
森岡 純を偲んで彼の展覧会を開催致します。
彼は1970年代後半から展覧会を記録する写真家として活動を始めました。そして彼の人柄も
あって多くの作家からの信頼を得て、毎週神田から新橋にかけての画廊で仕事をしている彼を
見かけるようになりました。
また一方で、彼は銀座(仕事)に来る前に、新宿の街を歩き回って自分のための写真を撮るよう
になり、そして︎︎1993︎︎年ごろから銀座の画廊で森岡 純展をするようになりました。
彼の作品写真を見ると、新宿をあんなに愛しているはずなのに、何のためにここを撮ったのだ
ろうと思ってしまうほど、対象に対して思い入れというか、これが良くて此処を撮っているん
だというものが感じられなくて戸惑う写真でした。本人も「俺は作家じゃない」などと言って
いました。
しかし、今回展覧会をするために遺品(と言っても残されたものは彼の撮った写真だけです
が)を見ていましたら、その素っ気なさが、今の時代(私の好みかもしれませんが)に合って
きているようで、なかなか面白いと思いました。
ぜひ多くの皆さまに見ていただきたいと思います。
会期は2週間と変則ですが、こういう作家がいたのだということを、改めて見にいらして下さい。
最後にこの展覧会を実行するために、多大なお力をお貸し下さった山本 糾さん、市川和英さんに
厚く御礼を申し上げます。

gallery21yo-j
黒田悠子


〈 Shopページ 情報 〉

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