小林丈人〈声の際〉KOBAYASHI Taketo Exhibition 2019.7.22 – 8/3

私は映画や小説の台詞、ある人物が発話した語句などをモチーフに、キャンバス上をパレットとして使用しながら絵を描きます。
元ある文脈から切り取られた発話と台詞の物質性。形象としての文字の脱臼、吃り。キャンバスとパレットの重層化による絵画の内と外の問題。それら諸要素の実験的な配置が私にとっての制作です。
小林丈人

 

左:私は老いぼれの動物だ……私の方法は、仕事を愛することだ。 2019 油彩、キャンバス h194×w97 cm
右:「下へも行かないし、もう椅子も要らないよ」 2018 油彩、キャンバス h194×w97 cm

 

 

左:「いや、ビザを逃げられたのは野菜のタネを頼んだからかもしれない」 2019 油彩、キャンバス h194×w112 cm
右:「すごい作業中だからちょっと話しにくいですか、うん、すいません」 2019 油彩、キャンバス h194×w97 cm

 

 

左:「みたいだ、じゃなくて、ほんとうにそうなんだ。誰も住んじゃいねえんだ」 2019 油彩、キャンバス h194×w112 cm
右:「下へ行って、ちょっと腰をおろして、食べるよ」 2018 油彩、キャンバス h194×w97 cm

 

 

左:うまくやれば君はもう一回私に会う 間違えたらもう二回会うことになる 2019 油彩、アクリル、キャンバス h65.2×w53 cm
右:「あの人のだらしなさのおかげにすぎないのです」 2019 油彩、アクリル、木炭、マーカーペン、キャンバス h65.2×w53 cm

 

 

左:「そのつもりでいるが、それがいつのことか分からないのだ」 2019 油彩、アクリル、キャンバス h65.2×w53 cm
右:「でも逆に路上やってたらうけますよね」 2018 油彩、キャンバス h65.2×w53 cm

 

 
左:「内側にあれっぽい印象着てるよね」 2018 油彩、キャンバス h65.2×w53 cm
右:いまそういったではないか!『ここから立ち去ること』と。それが私の目標なのだ 2019 油彩、アクリル、木炭、マーカーペン、キャンバス h53×w53 cm

 

 
左:家ちゃうかな目えこんなん 2018 油彩、キャンバス h33.3×w24.2 cm
右:「多分、もう出会ったのでしょう」 2018 油彩、キャンバス h33.3×w24.2 cm