鷲見和紀郎〈考える月〉SUMI Wakiro Exhibition 2019.12.5-12.22
前回のgallery21yo-jでの『叫びと囁き』は展示空間を意識したインスタレーションでしたが、今回は出自の異なる三つの作品シリーズを展示します。
昨年ドイツのインゼル・ホンブロイヒ財団で滞在製作した古い木製家具を素材とした作品。
継続的に製作している「サーフェスワーク」(zeit-foto石原氏命名)から円形の作品。
そして白い石膏の彫刻作品「考える月」のシリーズです。
長年私の指標であった田中信太郎さんが逝かれました。
松浦寿夫さんがメテオールのコメントで言う海図なき航行者で在り続ける為に星なき夜の不完全な航行者の日誌として。完璧さの寸止めの静止画として田中さんにも見ていただきたかった。
SUMI
(左から)
line-3(線) 2018 木、ワニス 1300x35x35mm
line-2(線) 2018 木、ワニス 1630x35x35mm
line-1(線) 2018 木、ワニス 2340x35x35mm
(左から)
「考える月−1」 2019 石膏 1700x400x230mm
「考える月−2」 2019 石膏 2160x300x400mm(台座600Φ)
(左から)
cross point-1(交点) 2018 木、ワニス 450x450x240mm
cross point-2(交点) 2018 木、ワニス 450x450x240mm
左上から
surface work-3 white 2019 樹脂、油絵の具、アルミフレーム 880Φx60mm
surface work-1 red 2018 樹脂、油絵の具、アルミフレーム 880Φx60mm
surface work-2 gray 2018 樹脂、油絵の具、アルミフレーム 880Φx60mm
(左から)
crescent model 2017 樹脂、油絵の具 160Φx16mm
luminous(発光) 2019 ブロンズ 60x140x120mm
(左から)
cross point-3(交点) 2018 木、ワニス 450x450x240mm
spin(回転) 2019 ブロンズ 65x70x55mm
(左から)
BORG 2018-2019 布、樹脂、油絵の具 210x185mm
prayer(祈り) 2019 ブロンズ 90x70x85mm
撮影:山本糾