白木麻子 展 SHIROKI Asako Exhibition 2011.7.25-8.6

[画廊からの発言] 新世代への視点2011
 

  
会場風景
 
 
再生される世界 ― 生活の悟性

人の生活の中に存在する日常の匿名的な技術。
長梯子を壁に立てかけ、薄く平たい皿を重ね、数あるものは束ねて綴じる。重力を
纏ったものとそれに反応する行い。
ものが求める仕草を辿ることで、私は自分の意志からほんの少し距離を置き、物事
の世界へと介入して行く事ができる。
他力としての技術を招き入れながら現象としての物質と私自身を酷使することが、
理性と感性の間にある極薄の、と同時に限りなく広がる悟性としての生活への扉と
なる。

白木麻子
 
 
   
会場風景 
 
  
左)山と山- pile and pile 桜 W1800×D1320×H700mm 
右)assembling 桜 ∅500×H90mm

    
左)格子とカタマリ ナラ W2300×D970×H190mm
右)#01 ナラ W470×D30×H230mm

  
左)壁の庭 桜、ナラ W600×D380×H800mm
右)生活への扉-枠と棒 ナラ、桜 W1040×D850×H4100mm   

 
 


小品展示風景