千崎 千恵夫 展 SENZAKI Chieo Exhibition 2017.9.21-10.22

前期|2017年9月21日(木)-10月8日(日)
後期|2017年10月12日(木)-10月22日(日)
  

 
 
展覧会前期における、立体作品の展示では、最近引き続き制作している銅板を使った作品を発表いたします。これは立体の内側から光が発光、拡散して表面に現れ、エネルギィーを感じさせる効果を狙って制作したものですが、同時にこの立体は、我々が自然を物質化することで手にし、辿り着き、人工の世界の中に出現させた、ミクロとマクロの抽象的な世界を連想するよう仕組んだものです。ここで現れる光は、単に立体作品の一部分として機能しているわけではなく、設置された空間と響き合い、我々の身体と一体になることを目指しています。
展覧会後期では、平面の写真に松葉をコラージュした作品を展示いたします。今回は、過去に発表しなかった作品を含め、立体作品では表現しきれなかったと思われる世界が、垣間見れる事を期待しています。写真は“光”と“時間”という基本的な構造を基に、撮り手の“まなざし”から外界を切り取る作業によって成り立つ、という観点からすると、この一点に収斂しない私の行為は別の意図があるからに他なりません。それは自然と人工の関係をどう見るかということがこのコラージュ作品のもっとも大事な必要動機であり、そこから来る内面の揺れであります。
樹、森、自然と人工、人、核融合、光、この流れの中で、新しい造型言語を形づくる時間は、まだ残されていると思いたい。
 
2017年8月千崎千恵夫