藤原彩人 展  FUJIWARA Ayato Exhibition 2013.6.6-6.23

 

作家コメント

私は、人が持つ様々な表情や姿を存在感と虚無感とが共存する形で彫刻表現したいと考えている。
今回の展示では全て新作で構成され、高さ5m 程の陶製のレリーフ作品「Gossipers-2013-」は、様々な
情報が容易に入手出来る現代の人々にとって真実や虚構といった判断を個に委ねていく様を噂話する人を
モチーフに制作した。そして釉薬を重力にゆだね、流しがけを施した立像彫刻「雲は溶け、地に固まる」は
存在と空虚を合わせ持った人の様を子供程の大きさの彫刻で表現した。それらの作品を中心に自然光が降り
注ぐ天井高のあるギャラリーの空間に展開してゆく事を考えている。

 

展示風景

 


左)「雲は溶け、地に固まる」   2013     施釉陶/glazed ceramic      h1110×w340×d200mm
中)「雲は溶け、地に固まる」  2013     施釉陶/glazed ceramic      h1110×w330×d200mm
右)「雲は溶け、地に固まる」  2013     施釉陶/glazed ceramic      h1110×w330×d200mm

 


「Gossipers-2013-」  2013    施釉陶/glazed ceramic    h4800×w3300×d70mm