池内晶子 展 IKEUCHI Akiko Exhibition 2009.10.22-11.15

4本の軸糸はそれぞれ南東ー北西、南西ー北東方向に張られている。
交差する糸と糸は全て結ばれ互いに引合って繋っている。
赤はこの2年間に起った出来事に対して反応したわたしなりの生へのアプローチの色である。
結び目のひとつひとつはわたしの日々の痕跡である。
幾度となく結ばれ張られているそれは一見静止し、強固で安定しているようにみえるが、
軸糸が切れてしまえば瞬時に崩壊してしまう。
世界は微妙な危ういバランスで成り立っている。
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「ある感じ」がやってきては、また薄れていく。
振動のようなもの?
言葉にはできない。
目を細めたり、ぼぉ~としてみたり、脳みそを転がしてみるようにするとうっすら感じられる。
強引に分け入ろうとすればあっという間に消え失せてしまう。
絹糸はセンサーとなり結び続けることによってそれと繋がる。
光と空気にさらされるなか、かすかにみえ隠れする何か。
光と空気のなかに消えていってしまう前にとどめておくことはできないだろか。
わたしはそれとともにあることを希求しているのだから。
2009年 池内晶子


year : 2009
Material : silk thread

year : 2008
Material : Red Silk Thread
Size :h30×w21cm

year : 2008
Material : Red Silk Thread
Size :h15×w10cm

year : 2002
Material : silk thread
Size :h26.8×w21.8×d 3.5cm(額装サイズ)



